憧れに近づくか、憧れから遠ざかるか
みなさんには、憧れの人はいるだろうか。
有名人や権力者でなくとも、友達、同僚、上司や異性など、あの人はすごいな~。私もあんな人になれたらいいな~。と思う人がいるだろう。
(1)私も憧れの人に近づけるように努力しよう。
(2)私なんて大した人間じゃないし、あんな風にはなれない。
私は昔、後者であった。憧れに対し斜に構え、どうせ自分には無理だと思い、ときには妬みさげすむこともあった。
みなさんは、妬むことはなくとも、心のどこかで「私には無理だ」と憧れに対し距離を取ってはいないだろうか。
「海賊王に俺はなる」
海賊王に俺はなる!
こういう口癖のある若手海賊がいたとする。
始め彼は、「お前みたいなやつが海賊王になんてなれるわけないだろ。」と周囲から馬鹿にされ続けてきたが、幾多の困難を乗り越え冒険を続けるうちに、ひとり、ふたりと彼を慕い冒険をともにする仲間が増え、実力も増していき、気づいたときには名のある海賊となっていた。
もし彼が、こんな考え方をしていたら、どうだろうか。
いや~、俺なんて大した人間じゃないし、海賊王なんて無理無理。実家のまわりでちょっと稼げたらそれでいいや。
恐らく一介の海賊として仲間も増えず、有名になることもなかっただろう。そもそも、彼のストーリー自体が終わっていたかもしれない。
憧れや目標を持ち、それを公言することは恥ずかしいことではない。ともに立ち向かう仲間を得られ、自身は奮い立ち、憧れへの距離は近くなるかもしれない。
憧れに近づくことはできる
あるものに憧れたということは、本来その存在に対し尊敬や肯定などポジティブな感情を抱いたはずだ。ならば、憧れを素直に受け入れ、その存在に近づくべく努力してほしい。
間違っても昔の私みたく、憧れを否定することはあってはならない。憧れを否定することは、自分自身を否定することにつながりかねないからだ。
自分にどれだけのことができるだろうかという不安と、未だ得られないものへの羨望を抱えつつも、遠い存在に思える憧れにむけてまずは一歩踏み出してみる。小さな実績は自信とモチベーションの維持につながり、あなたの歩みを加速させる。そうしているうちに、気づけばあなたの憧れはもはや遠い存在ではなくなっているだろう。
かく言う私も、考え改め素直にあこがれの存在を受入れて、自分もそうありたいと望み行動するようになった結果、最近、憧れに近づいている気がしている。
考え方一つで未来のあなたはいかようにも変わりうる。逆に言えば、自身が望まなければ、そうなることはない。全てはあなた次第というわけだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。
若いころ、私にも憧れはありました。
でも、努力が足りませんでした。その結果、憧れは手にすることは出来ませんでした。
私に残された時間は僅かです。可能性も少なくなりました。
与えられた条件の中で、生きていこうと思いました。
ありがとうございました。
コメントいただきありがとうございます。
憧れには手が届かない、ということが、憧れが憧れたるゆえんなのでしょうか。
追いかけているうちが花、かもしれませんね。