真の目的地は自分の知らない場所にある!?~知見を広げるためには人に会おう~

学生時代から長らく、私の人生の目標は「よい医師になること」でした。

その目標が果たせたかどうかはさておき、最近医療以外の世界を知ったことで、私の人生の目標は変わってきました。

そして、その新たな目標は、私が医療の世界に浸っていた過去10年では考えもしないものだったのです。

目標に向け努力を続けた私の20代

長らく私の目標は「よい医師になること」でした。

医師になることを志した中学生時代から、私はひたすら勉学に励みました。高校時代も友達と談笑したい気持ちを我慢し、部活後は家に直帰して勉強に取り組みました。医学部入学後もきらびやかな大学生活を謳歌することなく、地道に医学の勉強に時間を費やしました。晴れて医師となった後は、研修医を経てその後の専門研修に至るまで年に10日の休みもなく働き続けました。

見かけは地味で過酷な下積み生活に見えるかもしれませんが、私の20代は、「医師になる」という大きな目標に向けた充実したもので、今でも後悔はありません。

何よりも、その大きな目標を達成できたことに感謝しています。

あなたの生活に目標はありますか?

こんなことを聞かれるとドキッとする方も少なくないのではないでしょうか。

つい日々の忙しさに追われ、目の前のタスクをこなすことばかりに気を取られていると、ふとこう思うことがありませんか?

自分はどこにむかっているんだろう?

日々を楽しむことは大切ですが、一方で、一度きりの人生であり、目標や夢にむかって努力することも重要です。

そうでなければ、将来、こんな後悔をするかもしれません。

まあまあ楽しい人生だったけど、特にこれといって成し遂げたこともなかったな

また、夢や目標は、日々の生活に活力を与えてくれる要素でもあります。

現在の瞬間も含めてあなたの生涯を充実させるために、目標設定は欠かせません。

真の目的地は自分の知らない場所にあるかもしれない

多くの人は、自分の目的地を自分の知る「世界」の中に設定しています

しかし、この世にはあなたが知らない「世界」もたくさん存在しています。

もしかすると、あなたが追い求める真の目的地は、あなたの知らない世界に存在するかもしれません。

もっと簡単に言えば、知らない選択肢は選べないということです。

だとすれば、そもそも目的地を設定する前に自分の知る世界を広げる必要がありますね。

私はずっと●●になりたいと思ってがんばってきたけど、本当になりたかったのは■■だったわ。

誰だって晩年にこんな後悔を抱きたくないですからね。

知見を広げる方法3選

何となく日常を過ごしているだけでは、あなたの生活している世界以上に見聞が広がることはありません。

知見を広げる方法のおすすめは以下の3つです。

知見を広げる方法3選

(1)旅行に行く

(2)人に会う

(3)本を読む

旅行に行く

物理的に遠くへ行くほど、新たな世界を発見できる可能性が高まります。特に海外旅行は異なる文化や景色に触れる機会となります。

人に会う

職場の同僚や家族など、特定のコミュニティの人ばかりと付き合っていると、会話の内容も同じようなものばかりになってしまいます。

ときには異なる背景を持つ人々と交流を持つことで、新しい視点や価値観を知ることができます

本を読む

名著には過去の偉人のすばらしい知見がまとめられています。(2)と同様、それらは単なる知識にとどまることなく、新たな視点や価値観に触れる機会になります。

今年に入り(2)や(3)を増やした結果、私の目的地は変わってきました。

もちろん、「よい医師になること」は私の人生の大きな目標であることに変わりはないのですが、これまでとは違った視点で世界をとらえるようになり、別の目標が浮かび上がってきたのです。

人生は変化に富んでいます。過去歩んできた道のりにとらわれることなく、変化に応じて将来に向けた最適な道を模索していきたいと思います。

まとめ

  • 夢や目標を持とう。目標がないと、ある日「自分はどこにむかっているのか」という後悔がやってくる。
  • 知らない選択肢は選べない。より大きな目標を持ちたい場合や違った可能性を模索したい場合は、見聞を広げることも大切。
  • 見聞を広げるためには、「旅行に行く」「人に会う」「本を読む」がおすすめ。

最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

7 COMMENTS

西村洋子

「自分の目的地は自分の知らない世界にある。」

世間一般では人生の終盤に入っている今も、大切なことを探している気がする。
本当は何をしたいのか、、と。

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西村洋子

中学生時代から「良い医師になること」を人生の目標と定め、ひたすらに長年のあいだ刻苦勉励され、医学部入学、研修医から専門研修に至るまで、年に10日の休みもなく惜しみなく研鑽を積まれた、、。
類い稀なるその精神力、信念を土台で支える何か周囲からの天啓や影響が、若くしてあったのでしょうか。
素晴らしいの一言につきます。

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るろうに健心

西村様

お褒めの言葉をいただき、大変ありがたく思います。
結果的によい道を歩んだだけかと思います。努力は人一倍しました。

皆短い人生なので、何か目的をもって生きられたらいいなと思います。

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西村洋子

「努力は人一倍しました。」

その言葉に頭が下がります。

私が長年の間してこなかったことは
その「努力」だったと。

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るろうに健心

西村様

ありがたいお言葉、恐縮です。
人間長く生きていれば、自分が気づいているかどうかは別として、何かしら努力や活動をしているものです。
それがその人の生きた証。あわよくば誰かの記憶に残るものでもあってほしいと思います。

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匿名

「知らない選択肢は選べない」

私自身はその都度ふっと閃いた目標に何となく向かって行った気がしますが、、。

弟は40歳頃、「僕は外交官になりたかった。」と話したことがありました。
年輪を重ねるうちに色々な職種の方と交流が出來、「外交官」がいいと、その頃にはそう実感していたのでしょう。

若い時にその道があることを知っていたら、ひょっとしたらその方面に目標を定めていたかもしれません。
高校卒業後アメリカ人の大学教授に英語を学び、(時には自宅にも来ていただいて)
2年間アメリカに留学し、話す力はかなり習得していました。しかし、その時念頭にはおそらく「外交官」は浮かばなかった。

若い時に色々な職種があることを知る機会があるのは幸運です。今は様々な情報に接することが出來、悔いのない選択が出来る可能性が昔よりはあるかなと思います。

皆んな自身の可能性に向かって邁進出来るといいですね。

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るろうに健心

コメントありがとうございます。

>皆んな自身の可能性に向かって邁進出来るといいですね。
おっしゃる通りです。個々人が自分の得意を活かして活躍できれば、全体としての生産性や活気も高まると思います。
そのためにも、常識にとらわれず、知見を広げ、スキルを磨き、自分の持てる選択肢を広げていきたいところです。

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