他人のためにお金を使う、という穴場的な幸せ

お金=他人から受け取った感謝のコレクション

みなさんは、お金に対してどのようなイメージを持っていますか?

お金って、薄汚いものでしょ。

お金持ちって、だいたい何か悪いことして大金を稼いだんじゃねーの?

口には出さずとも、心のどこかでこういうふうに思っていませんか?

お金って、本当に汚いものでしょうか?

基本的にお金は何かと交換するものです。

お金をもらうときのことを想像してみてください。

お父さんの肩たたきをして100円もらう。

居酒屋で5時間働いて5000円もらう。

会社に1年勤めて300万円もらう。

お金をもらうとき、みなさんは誰かに対し何らかの価値を提供しているはずです。

先ほどの例で言えば、肩たたき、居酒屋の接客、新規の仕事の受注がそれにあたりますね。

そして、皆さんが提供した価値を受けとった相手は、お金という媒体を通じてみなさんに感謝を伝えます。

つまり、皆さんがもらったお金は、自分が提供した価値に対する感謝のコレクションと言えるでしょう。

何もしてないのにお金をくれる人なんて、自分が子供のときのお母さん以外にいませんからね。

それに、仮にお金が汚いものだとして、自分のために努力してくれた相手に対し汚いものを渡すはずがないですよね。お金は汚いものではありません。

人は自分の幸せのためにお金を使う

次に、人はもらったお金を何のために使うのでしょう。

みなさんはボーナスが入ったら何を考えますか。

おいしいご飯を食べに行こうかな。

新しい洋服を買おうかしら。

次の旅行に使うためにとっておこう。

多くの人が、まず最初に自分へのご褒美を考えるのではないでしょうか。

あらためて言うまでもないですが、人は自分が幸せになるためにお金を使います

ただし、持てるお金には限りがありますから、どうせ使うなら多くの幸せを得たいですよね。

そこで、以下では、「幸せを得にくいお金の使い方」と「意外に幸せを得られるお金の使い方」について考えてみたいと思います。

「自分へのご褒美」の効果は徐々に薄れていく

まずは、「幸せを得にくいお金の使い方」に関する話です。

みなさんは、「限界効用逓減の法則」というのをご存知でしょうか。

「限界効用逓減の法則」

一定期間に消費される財の数量が増加するにつれて、

その追加分から得られる限界効果は次第に減少するという法則。

コトバンク

つまり、お金は使えば使うほど、次第に得られる幸せの度合いは減っていく、ということです。

少しわかりにくいと思うので、具体例を示しましょう。

例1 フランス料理の場合

始め、1食5000円のフランス料理のコースはたまにしか食べられない贅沢で、そのおいしさや非日常感から幸せを感じていた。

しかし、いつしかそれを毎日食べるようになると、同じものでは贅沢感を味わうことができなくなり、1食3万円くらいのコースでないと満足しなくなった。

例2 住居の場合

月10万円の家賃の部屋は、住み始めたときは広くて快適ないい部屋だと思っていた。

しかし、そこにずっと住んでいるといつしか駅から遠いのが不便になり、月20万円の駅近のマンションがうらやましくなった。

料理にせよ、住居にせよ、そのものの値段は変わらないにもかかわらず、そのものから得られる幸せは時とともに減っていきます。

これは特に贅沢品に関して当てはまりやすく、同じ幸せを得るために費やすお金がどんどん増えていくので、注意が必要です。

他人のためにお金を使うことで得られる幸せ

次に、「意外に幸せを得られるお金の使い方」として、他人のためにお金を使うという方法をご紹介します。

  • 家族に日頃の感謝をこめてプレゼントを渡す。
  • 友達の誕生日会を主催してあげる。
  • いつもがんばっている部下をねぎらうためにご飯をおごる。

他人のためにお金を使うことでは、あなた自身が直接モノやサービスを得るわけではありません。

しかし、見返りを求めず他人のためにお金を使ってあげるという行為自体が、自分の満足感や自己肯定感を高め、幸せの源となります。

また、そういった行為を通じて相手から感謝を受け取ることがありますが、その感謝には何ものにもかえがたい価値がありますよね。

ところで、お金持ちほど多額の寄付をするといいます。

そんなの、お金が余っているからでしょ。

好感度上げたいだけじゃないの?

と思いがちですが、そうではありません。

彼らは、自分のために何かを買うより、困っている他人に寄付をする方が多くの幸せを得られると知っています。

そして、そういった考えを持っている人ほど、結果的に多くの感謝(時にお金)を得られるのです。

お金がなければ時間を使おう

きれいごとばっかり言ってるけどさ、そうは言っても、
自分には他人に使うほどのお金がないんだよ~。

そんなあなたも心配ありません。お金がなければ、労力や時間を他人のために使いましょう。

ときに、他人のために時間を使うことは、お金を使うことよりも幸せのリターンが大きいことがあります。

親孝行などはそのよい例です。親に仕送りをするよりも、直接家に行って話をしたり家事を手伝ってあげる方が、あなたが得る満足度は高いでしょう。

自分が満たされていない状態で、他人を満たすことは難しい

ここまで、他人のためにお金を使うことについてお話してきました。

とはいえ、食べるものがない、住む場所もない、そのような状態ではさすがに他人にお金を使おうという気は起きませんよね。

まずは自分の生活を安定させ、自分の心を満たすこと。

そして、ある程度自分が満たされたと思ったら、一度他人を満たすことを考えてみてはいかがでしょうか。

モノやサービスがあふれた現代の日本においては、ありふれたものにお金を使うよりも、他人のためにお金を使う方が、より多くの幸せを得られることがあります

たかが100円、自分のジュースを買っても何の思い出にもなりませんが、誰かの分を買ってあげると思いがけない幸せを得られるかもしれません。

最後に

かくいう私も、まだまだ見返りを求めず他人にお金を使うのには抵抗があります。
「その1万円があったら、自分の欲しいものが手に入るのに。ううう。。。」
みたいな感じです(笑)
そう思う気持ちをぐっと押さえ、「100円でもいいから他人のためにお金を使ってみよう」と訓練をしていたところ、結局他でもない自分こそが一番多くの幸せを得ているのだと気づきました。

合わせて読みたい

まだまだ私には幸せが足りないよ~!!!っていうあなた。

幸せって、案外身の回りにあふれているものです。自分が気づいていないだけかもしれませんよ。

刺激的な幸せは色あせやすく、当たり前の幸せは見落とされやすい

最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA