経験や立場がはばむ、新しい世界への第一歩

こんなことはありませんか?

・新しいことを始めてみようかと思うものの、「面倒だし、まあいっか。」と思い結局始められない。

・新しいことを始めてはみたが、続けられない。

新しいことを始めるのって、簡単なことじゃありません。ましてや、それを続けるのはもっと大変です。

でも、せっかく自分がやろうと思ったことですから、それをやらずにいるのはもったいないです。

何にでもチャレンジできる勇気があったり、継続力のある人はいいよな~。

こんなふうに思いがちですが、

果たして、新しいことに挑戦できる人は勇気と継続力があるだけなのでしょうか?

【結論】新しいことを続けるコツはこの2つです。

  • 謙虚な姿勢でその道の先輩に教えてもらおう。
  • 現状や過去にとらわれず、柔軟な考えで未来へ歩もう。

思いがけずそんなことを教えてくれた、とある男性のエピソードをご紹介します。

職場の英会話教室に参加している50代の男性

私の職場では週1回英会話教室が開かれており、私も数年前から参加させてもらっています。

そのなかに、最近新しく参加されたDさんがいます。

50歳代のDさんは最近英会話を始めたばかりで、まだ語彙も少なく、じっくり考えてやっと一文話す、くらいの英語力です。

一方、他の参加者はある程度スムーズに英語で会話ができるため、

Dさんは目の前を次から次へと流れていく会話が聞き取れないようで、

「みんな、何を話しているのかわからないな~」という顔をされていることが多いです。

先日、英会話教室の後にDさんとお話しすることがありました。

いつも無反応ですいません。
なかなかみなさんの英語が聞き取れなくて。
少しでも反応できるように、がんばります。

いやいや、謝ることではないですよ。
私も始めは何を言ってるのか全然わかりませんでしたから。
毎週やっていれば、そのうち何となく理解できるようになりますよ。

私はそう返答しつつ、Dさんの謙虚な姿勢に感心しました。

歳を重ねるごとに、新しいことへの挑戦が面倒になる

年齢を重ねてくると、新しいことを始めるのっておっくうになりませんか。

・今日は行きつけの店じゃなく、試しに別の新しい店に行ってみようか。

・慣れてる事務作業じゃなくて、たまには接客もしてみようかな。

・いつも家事は妻に任せっきりだから、今度から皿洗いと片付けくらいは自分でやろう。

こんなふうに思ったとしても、実際行動に移す人はほとんどいません

その上、新しいことをやるときは誰でも始めは失敗続きです。

慣れていないのでやり方がわからない。やり方を聞いても、実際やってみると色々間違ってスムーズに進まない。

そうやっているうちに、多くの人がいつのまにか、せっかく始めた新しいことをやめてしまいます

新しいことを始めるのって、結構面倒なんですよね。

歳を重ねると、なおのこと。

年齢とともに、適応能力や臨機応変さ、好奇心が衰えてくると、そもそも新しいことをしようと考えることすら少なくなります。

さらに、これまで自分が慣れ親しんだ世界では、経験や実績といったアドバンテージがありますが、新しい世界にはそれがありません。

すると、どうでしょう。

娘に言われてSNSを始めてはみたが、始めたばかりで何もできず教えられてばかりだ。
職場ではいつも部下に教える立場だが、SNSの世界じゃ若いやつの方がよっぽど上手にやっているな。

新しい世界に踏み込んだ自分が小さく見え、それを続けていく自信がなくなってしまうのです。

新しい世界への第一歩には謙虚な姿勢で臨もう

歳を重ねてもチャレンジし続けられる人は、自分の知らない世界に臨む姿勢が違います。

特に目を引くのが、謙虚な姿勢です。

新しいことをするのだから、始めはうまくいかなくて当然。

自分より年下だろうが、自分より地位が低かろうが、
その世界で経験や実績が多い人ならば誰でもいいから教えを請おう。

自分が持っているものにおごることなく、謙虚な姿勢で臨む。

そういう姿勢であるからこそ、何歳になっても新しいことにチャレンジでき、自分の知らないことも素直に受け入れられるのです。

立場やファーストキャリアの罠

それぞれの立場もまた、新しいことへの第一歩を阻む原因となります。

新卒で入社してからずっと経理をしているから、自分には営業なんて向いてないだろう。

文系の学部を卒業したから、今さらプログラミングを学んでも仕方ないかな。

結婚するときに主婦をするって言ったから、今さら職場復帰したいなんて言えないな。

みなさんはそれぞれ、立場という名の看板を背負っていると思います。

しかし、やりたいことや個々の能力といったものは、生きている中でいくらでも変わるものです。

大事なのは、「これまで何をやってきたのか」ではなく、「これから何ができるのか」です。

ずっと八百屋さんをやってきたのだとしても、たまたま娘がお菓子作りが上手なら、フルーツケーキを売りにしたケーキ屋さんに鞍替えしてしまってもいいのです。

現状にとらわれず、柔軟な考えで未来の目的地に向けて歩んでいきましょう。

チャレンジを続けるコツは「謙虚さ」と「柔軟さ」にあり

新しいことへの挑戦は、成長の原動力となるばかりでなく、人生を豊かなものにしてくれます。

一方で、新しいことを始めるのは思っている以上に面倒です。

けれども、せっかく思い立ったのであれば、その挑戦を続けて何かの成果を得たいですよね。

それに、何歳になっても新しいことを学び挑戦し続けられる人は、一生退屈することはないと思います。

最後にもう一度、新しいことを続けるコツはこの2つです。

  • 謙虚な姿勢でその道の先輩に教えてもらおう。
  • 現状や過去にとらわれず、柔軟な考えで未来へ歩もう。

最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

2 COMMENTS

匿名

全くそのとうりです。
私も少し若いころ、やりたいこと、いや、やれることを探していろいろ挑戦していました。
それを見つけて、まっしぐらに進みました。
今は楽しんでいます。

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るろうに健心

いつも生き方を参考にさせていただいております。
まっしぐら、いいですね。
やりたいことに集中していたら、一日も一生もあっという間ですよね。

やりたいことをできることに感謝し、
やりたいことがあることにも感謝し、
やりたいことをやったもの勝ちの人生でいこうと思います。

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