大事なのは「何をするか」より「何になるか」~投資の鉄則はこれだ!~

こんな人に読んでほしい

・他人のおすすめだけで金融商品を買っている人

・投資をしたいけど自分で考えるのが嫌なので、できることなら他人にお任せしたいと思っている人

みなさん、こんにちは。るろうに健心です。

先日、とあるお知り合いの方から資産運用の件でご相談をいただきました。

当初は運用商品の見直しを提案するつもりだったのですが、よくよく考えると、見直すべきものは別にありました。

今回は、その方との相談の過程で学んだ教訓について書いてみたいと思います。

「プロ」に任せておけば安心?

こんな運用をしているんだけど、大丈夫でしょうか?プロに任せておけば安心かと思いまして。

その方は、遺産として相続したまとまったお金を、独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)を介して金融商品に投資し運用されていました。ファイナンシャルアドバイザーを日本語に訳せば、「お金の助言役」となりますから、素人さんにとってはお金の「プロ」のように思えますね。(注:実態は違います!後述)

実際に、ファイナンシャルアドバイザーが一般消費者に対し、保険や投資信託などの金融商品を案内していることは多いです。

「プロ」が運用するものはダメ商品ばかりだった

「IFAを介して資産運用している」と聞いた時点で、私はこう思ったのです。

お金の「プロ」を装ったIFAは、利益がいっぱい自分の懐に入るよう、手数料の高い商品ばかりを買わせているんだろうな。

実際にその方がIFAの言いなりで購入されていた商品を見せていただくと、ほぼ全てが手数料の高いダメ商品でした。

さらに、その証券会社のホームページを調べてみると、「顧客の預かり資産残高に応じてIFAの報酬を決める」と書かれていました。つまり、「顧客に多くのお金を投資させればさせるほどIFAが得をする」という関係になっていたのです。

もちろん、顧客から預かった資金を手数料の低い良質な商品で運用するなら問題はないと思います。

しかし、恐らくこの証券会社の運用商品の選択肢は手数料の高いダメ商品ばかりだと思われます。

なぜなら、顧客にとってダメな商品は、証券会社にとっては手数料(=利益)をいっぱいもらえるいい商品だからです。

このように、「顧客が損をするほど証券会社と仲介役のIFAが得をする」という関係性があるにもかかわらず、そのような相手に大事な資産の運用を任せていたことに根本的な問題がありました。

私はもっと大事な問題を見落としていた

その方の運用状態を一通り調べ終わった後、私はその方に運用方法の見直しを提案しようと考えていました。

つまり、

ぼったくりの証券会社とIFAを介した資産運用はやめ、余計な手数料を取られることのないネット証券で良質な投資信託を買って運用する方法に切り替えましょう。

そのようにお伝えするつもりでした。

しかし、お伝えする内容を推敲しているうちに、私はもっと重要な問題点を見落としていたことに気づきました。

それは、その方が資産運用について自分で調べ考えることを放棄し、それを誰か別の人に任せようとしていたことでした。

自己責任で行う」というのは、投資を含めた資産運用の基本中の基本です。

なぜなら、あなたの生活を支える大事なお金を守れる人は、あなた以外にいないからです。

仮に、「プロ」と呼ばれる人に運用を任せたとしても、その運用が失敗したときにその「プロ」は責任を取ってはくれません。むしろ、多くの「プロ」が考えていることは、資産運用であなたの生活が豊かになることではなく、運用を手伝って得られる報酬で自分の生活が豊かになることでしょう。

それは本当に信じられるものか?

  • プロが将来株価が上がると言っていたから
  • インフルエンサーがおすすめと言っていたから
  • みんなが買っているから(人気ランキングで上位にあるから)

こんな理由だけで金融商品を買っている方は危険です。

  • あなたが信じる人は、その商品を持つべきではなくなったときに「売った方がいいよ」と教えてくれるでしょうか?
  • あなたが信じる人は、純粋に投資家として成功しているでしょうか?(投資ではなく、投資に関連する事業で儲けているだけではないでしょうか?)
  • あなたが信じる人は、あなたが損をすることでその人が得をする関係になっていないでしょうか?
  • 相場が暴落して資産が半分になってしまったとしても、あなたはその人の言うことを信じて投資を続けられるでしょうか?

これらの問いの全てにYESと答えられないようであれば、ここぞという大事な場面が訪れたとき、あなたが信じるものはいとも簡単に崩れ落ちてしまうかもしれません。

大事なことなのでもう一度言います。

あなたのお金を守れる人は、あなた以外にはいません。

投資は大事なお金を危険(リスク)にさらす行為です。敢えてそのようなことをするのであれば、全ては自分の判断に基づくべきです。

他人の言うことを鵜呑みにしているうちは、失敗はただの損失に終わり、次の成功につながることなく投資家としての成長も見込めません。

そんなことなら、怖い思いをしてまで投資をしなくてもいいでしょう。

大事なのは「何をするか」より「何になるか」

最後に、投資で成功したいと思う方へお伝えしたいメッセージをまとめて終わります。

長期的な成功のために重要なのは、「何を買うか」とか「いつ買うか」ということではなく、

「自分で学び決断し、リスクを背負う覚悟を決める」という、よい投資家になるために欠かせない姿勢を養うことにあります。

つまり、大事なのは「何をするか」より「何になるか」ということです。

これは投資に限らず普遍的な原則だと思うので、肝に銘じておきたいですね。

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最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

【注意】 本記事は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の責任と判断で行っていただくようお願いします。本記事に関するご質問・ご照会等にはお答えしかねる場合があります。本記事の記載内容は予告なしに変更することがあります。ご了承お願いします。

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