株価は「予想外」のできごとで上下する

こんな人に読んでほしい
  • 株価が「上がる」と思ったら下がり、「下がる」と思ったら上がる。
  • 株価という迷宮から抜け出せない。
  • なんとなく周りの雰囲気で投資先を選んでいる。
  • SNSで紹介されている銘柄に投資したくなる。

人におすすめされると、それをほしくなるのは人間の性ですよね。

私も株式投資を始めた当初は、人気があるからとか、誰かが紹介していたからとか、そういった理由で投資先を決めていました。そして、往々にしてそういう銘柄は最終的に損失を被ることとなりました。

投資は、お金を増やしてくれる何か(資産)に大事なお金を預ける行為です。

そんな重要な行為であるにもかかわらず、多くの投資初心者が、自分が何にお金を預けているのかを理解しないままに投資を行っています。その結果損失を被り、「投資なんてやらなければよかった」となってしまいます。

いったい自分は何に賭けているのか、本記事がそれを見直すきっかけになれば幸いです。

同じ結果でも事前の期待で評価は異なる

前回の記事では、「期待」と「評価」の関係についてお話ししました。

期待されていない、というチャンス

実は、株価の変動にも同じことが当てはまります。

どういうことか、具体的に説明しましょう。

いいニュースが発表されたのに株価が下がった。なぜ!?

誰しも株を買うときは、その株が値上がりすると期待して買うでしょう。

では、あなたの値上がりへの期待は、何に基づくものでしょうか。

業績?流行?株価のトレンド?SNSのインフルエンサーが上がると言ったから?

人は皆、色々なものに期待をかき立てられて株式投資に臨みますね。

しかし、現実の世界はしばしば我々の期待に反して動きます。

こんな経験はありませんか?

いいニュースが発表されたにもかかわらず、その直後に株価が急に下がってしまった(泣)

業績よかったのに、どうして!?
株価の動きなんてわけがわからない!

私も株式投資を始めた当初は、こんなことばかりでとても戸惑いました。

いったい何が起こったのでしょう?

簡単にすると、投資家の考えの流れはこんな感じです↓

  1. 事前にかなりいい業績が予想されていた。
  2. 実際に発表された業績は期待されたほどではなかった。
  3. 「思っていたよりも悪いじゃん!」
  4. 株価下落↓↓

株価を動かした原因は、多くの投資家が思いもしなかった「予想外」のできごとです。

このケースで言うと、相当な好業績が見込まれそれに準じた株価になっていたものの、いざ決算が発表されてみると期待されたほど業績が良くなかったため、将来の予想が変化し、それに応じた株価に急遽修正された、というわけです。

もしあなたが短期または中期的に株式投資で利益を得ようとするならば、そういった「予想外」のできごとに賭ける必要があります。

単純に「この企業は成長していくから株価は上がるだろう」という絶対的な業績予想ではなく、

「多くの人がこの企業は成長していくと考えているが、自分はその予想以上に企業が成長すると考えている」

というような、大方の投資家の予想と自分の予想の差が大事なのです。

人気の米国株と、不人気の日本株、どちらに投資するのがよいか?

岡三証券HPより引用

2010年以降、米国株が絶好調です。株価はまさしく右肩上がり。実際、アップルやマイクロソフトといった巨大IT企業を中心に、業績もうなぎのぼりです。世界における時価総額においても、米国企業が40%超を占めています。

かたや、日本株はどうでしょう。日本ではバブル崩壊後「失われた30年」と言われるデフレ不況が続き、先進国の中でもGDPは伸び悩み、日本企業が占める時価総額は40%から6%まで低下しました。

この両者を比べると、誰がどう見ても成長著しい米国株に投資をする方が有利なように思えます。

しかし、実際にはそうとも言えません。

米国株の株価には、これからも世界一の成長を続けてくれるという大きな期待が織り込まれており

日本株に株価には、どうせ大した成長はないだろうという予想が織り込まれています

したがって、今後も多くの投資家の予想通りに企業や経済が成長を続けるとしたら、両者のリターンには大差はないはずです。

まとめ

key point!
  • 過去の業績の成長性や株価の推移を比較するだけでは、どちらに投資するのがよいかは決められない。
  • 平均的なリターンを上回ろうとするなら、大方の投資家の予想と自分の予想の差が重要。

『米国株と日本株、どちらに投資するのがよいか?』

この質問に対する答えはこうです。

  • 大方の予想をさらに超えて米国株が成長し続けると思うなら、米国株が有利。
  • 成長が期待されていない日本株が大方の予想を裏切って成長すると思うなら、日本株が有利。

ちなみに私は、「数多くのプロの投資家の予想を外れてこっちが勝つ!」と確信できるほどの根拠がないので、両方に投資をしています。

どちらが有利かわからないときは両方に投資する、というのは投資の原則ですね。

なんとなく周りの雰囲気で投資先を選んでいませんか?

メディアのおすすめをうのみにして投資先を選んでいませんか?

いったい自分は何にかけているのか、今一度見直してみてはどうでしょうか。

誰にとっても、お金は汗水たらして働いて稼いだ大切な財産です。

投資はそのお金をお嫁に出す行為ですから、あなたのお金を末永く幸せにし、成長させてくれるところかどうか、嫁ぎ先をしっかりと見極める必要がありますね。

本記事を作成するにあたり、経済評論家 山崎元氏のコラムを参考にしました。

山崎氏のコラムでは、投資判断をする上での考え方がとても論理的に説明されており、思いがけない発見も多く、これから投資を始めたい方や、すでに投資を始めている方に大変おすすめです。ただし、かなり専門用語が多い点と、論理的思考が強過ぎるあまり感覚的な考えをする方にはとっつきにくい側面があるのが玉にきずです。

最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

【注意】本記事は投資の勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はご自身の責任と判断で行っていただくようお願いします。本記事に関するご質問・ご照会等にはお答えしかねる場合があります。本記事の記載内容は予告なしに変更することがあります。ご了承お願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA