みなさんには好きなことはありますか?
好きなことをしていると、時間はあっという間に過ぎますよね。
それだけ自分が集中し、充実した時間を過ごせている証拠です。
好きなことは、あなたの時間を充実させてくれるのみならず、あなたを素敵に見せてくれます。
好きなことを無我夢中でやっている姿って魅力的ですし、その活動から生まれる情熱には人を動かす力があります。
逆に、何かを嫌々やっている人がかっこよく見えることなんて、まずありませんよね。
先日、知り合いの方から1冊の本をご紹介いただいたのですが、その本の紙面からあふれてくる情熱に触れ、そんなふうに感じることがありました。
避難小屋に関する本を読んで
その本は、著者が訪れた避難小屋について紹介するもので、小屋の内部がイラストで描かれていた他、訪れた際のエピソードや小屋の周囲の情報も合わせて紹介されていました。
なんとまたニッチなテーマの本だなあ。山をテーマにしたものならまだしも、山小屋にフォーカスするとは。
そう思いつつ、せっかく紹介してもらった本なので一通り読むことにしました。
好きなことをつきつめる
私自身は、たまにハイキングに行くくらいで山小屋など行ったこともなかったので、避難小屋の話はあまり実感が湧きませんでした。
しかし、読み進める中で、ある気づきがありました。
その本の著者はイラストレーターでもあったのですが、山小屋内部や小屋で出会った人のイラストが、細部まで丁寧に、また一人一人の表情が豊かに描かれていました。さらに、避難小屋を設置した背景や歴史など、ネットで検索しただけではわからないだろうと思われるようなことまで記載されていたのです。
よくもまあここまで調べたものだ。
そう感心した一方で、
この人はよほど避難小屋のことが好きなんだな。それでないと、一軒一軒ここまで細かくは描けないだろうし、小屋の歴史なんてわざわざ調べるまい。さらには本にまとめて出版するとは。相当な避難小屋マニアだ。
紙面を通し、ななめ読みをしていた私にまで、著者の避難小屋に対する情熱が伝わってきたのです。
「好き」が生み出す情熱
一見「それ何の役に立つの?誰が読むんだ?」と思われる内容をまとめた本でしたが、その中には、わざわざそんな情報をまとめた著者の情熱が詰まっていました。
- 好きだからこそ、膨大な時間やエネルギーを費やすことができる。
- 好きだからこそ、そこまでやるかというレベルまで質を追求することができる。
- 好きだからこそ、作品を通じて読者にその情熱を届けることができる。
何かいいものを作りたい、社会に価値を提供したいと思うなら、自分の「好き」に着目してみるのがいいと思います。
恋愛に限らず仕事や生活においても、「好き」が生み出す力の強さは計り知れませんよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。
今回ご紹介した本はこちら
それいけ避難小屋(橋尾歌子 著)
合わせて読みたい
好きなことがあると、老後も含めて一生退屈することはありません。
本を読んでくださってありがとうございます。
こちらこそ、いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
もし著者の方にお会いになることがあれば、
「貴重な学びを与えていただきありがとうございました。」
とお伝えいただければ幸いです。
この本をこのような視点でお読みくださったのは感激しました。
著者はたびたび帰ってきますので、先生のご意見を伝えます。
喜ぶでしょう。
>この本をこのような視点でお読みくださったのは感激しました。
意図的にこのような視点で見てみようとか、学びを得ようと思ったわけではありません。
(余計な一言ですが、最初一目見たときはあまり興味がわきませんでした。)
ただ、よくよく読んでいたら、本がこのように訴えかけてきた、というだけです。