自分の言動に責任を持つ、その前にすべきこと
よく、自分の言動に責任を持て、って言われますよね。
責任を持てって言われても、何をどうしたらいいのかわからないよ~。
一生懸命がんばればいいってこと?
確かに、「責任を持つ」って、言うのは簡単ですが、実際どういうことか想像しにくいですよね。
そこで私は、自分の言動に責任を持つために心がけていることがあります。
それは、自分のことは自分で決める、ということです。
その選択、他人任せになっていませんか?
親に言われて公務員になったけど、仕事はおもしろくないし、給料もたいしていいとは言えないな。こんなことなら友達みたいにyoutuberを目指しておけばよかった。
友達が「いい人だ」って言うから結婚したのに、仕事人間で家庭のことはほったらかし、ろくに私の話も聞いてくれない。こんなことなら結婚しなきゃよかった!
有名な投資系youtuberがこの株が上がるって言ったから買ったのに、買った後どんどん株価が下がる一方だ。お前の言う通りにしたら大損したじゃないか!どうしてくれるんだよ!
自分は住み慣れた家で最期を迎えたいけど、子供が介護は無理だって言うから施設に入った。コロナのせいで外出はできず、知り合いもいないし、周りは認知症の人ばかり。毎日退屈だ。あ~、こんなことなら…
自分で何かを決断するのって、怖いんですよね。
だって、もし失敗したら、全て自分のせいになるんです。その上、自分で決断したのなら誰のせいにもできないし、何の言い訳も通用しませんから。
でも、選択を他人任せにしたとして、あなたはその結果に納得できるのでしょうか?
他人任せは楽なのか?
実は、何かを選択するということは大きなエネルギーを消費します。
なぜなら、選択とは、何かを選び取る一方で何かを捨てる判断であり、
両者が重要なものであればあるほど、一方を捨てる判断には苦痛と葛藤を伴うからです。
だからといって、決断を他人任せにするとどうでしょう?
自分で決断する場合に比べ、決断に要するエネルギーや、決断に伴う苦痛や葛藤は減るかもしれません。
しかし、決断に伴う苦痛や責任を他人に押し付けたとしても、結局その結果を被るのは自分自身です。
結果がよければまだいいですが、決断が間違っていた場合はどうでしょう?
あなたに残るのは、失敗という事実だけです。
一方、自分で決断した場合は違います。
嫌々やらされた夏休みの宿題は全然やる気が起きなかったけど、
自分でやりたいと言って始めたスポーツや動植物の飼育とかは自然と続けられていたし、親にせかされなくても「自分で決めたんだから、やらなきゃ」と思いがんばっていた。
「自分で決めた」ということ自体が、責任感の源になります。
そして、責任感をもってやる仕事や活動には、自然と精が出るものです。
その結果、成功しやすくなると言えますね。
また、決断を間違えて失敗してしまったとしても、その失敗は未来の成功の土台となるでしょう。
他人に判断を任せていたら、失敗しても何の糧にもなりません。
どうせ失敗するなら、せめて自分で選んだ方にしましょう。
自分のことは自分で決めよう
人生は選択の連続です。
進路も、職場も、結婚相手も、投資判断も、生き方も、死に方も、
自分にとって重要なことは、自分の意思で決めるのが基本です。
そうすれば、成功したときは実績と自信になりますし、運悪く失敗したとしても未来の成功への試金石となるでしょう。
自分で決めて行動したことは、どう転んでもあなたにとってはプラスになるのです。
政策がどうとか、芸能人の浮気がどうとか、youtuberは稼ぎすぎだとか、何かにつけ他人のことにばかり口を出す人が多いですが、
そもそもその前に、あなたは自分のことを自分で決めていますか?
自分のことなのに、他人任せにしていませんか?
あなたにとって大事なことは、他人のことではなく、あなた自身のことです。
そして、あなたが変えられるのは、他人ではなく、あなた自身だけです。
自分のことは自分で決める。これこそが、成功するための秘訣だと私は思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。
【注意】本記事の内容は個人の意見であり、一般論を示すものでもありません。個々の治療方針については主治医とご相談いただくようお願いします。