自分には大した能力がない?
SNSを通じて、世界中の人と交流できるようになった現代。
フォロワーの数、美貌や体形、学歴や成績、年収など、SNSではそういったうわべの要素が目立ちがちです。
自分には人に誇れるようなことがないな。
そういったSNS上のきらびやかな投稿を見て、無意識のうちにインフルエンサーと自分自身を比べてしまい、劣等感を抱いてはいないでしょうか。
所詮、他人は他人。自分とは違う生き物です。
違うもの同士を比べ、ああだこうだと嘆いてみても何も始まりません。
己を知れ
孫子曰く、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」。
そもそも他人と比べる前に、あなたは自分のことについて本当に理解しているでしょうか。
自分は何がほしいのか。どうなりたいのか。何を大事にしたいのか。
周囲のことを気にするあまり、周りの情報に流され、本当の自分を見失い、他人の価値観で物事を判断してはいないでしょうか。
「他人にこう見られたい」「他人の高評価を得たい」ではなく、「自分はこうありたい」と願うことこそが自分の価値観で生きるということです。
今一度、自分の価値観を見つめ直したいものです。
敵を知れ
一方で、自分だけを見ていては気づかないこともあります。
他人と比べることで初めて見えてくる自分もあるはずです。
・他人のいいところを自分に取り入れられないかという視点で他人を見よう。
他人をうらやみ攻撃しても、得られるものはありません。
・自分が勝っている点・恵まれている点にも着目しよう。
他人と比べて見えるのは「差」、その良し悪しは環境次第
この世に同じ人間など二人とはいませんから、自分と他人に「差」があるのは当然です。
そして、その他人との「差」こそがあなたの個性です。
社会にとって役に立つ個性ほどいいものとして評価されますが、本質的に個性に良し悪しはありません。
もしもあなたの個性が輝かないのであれば、それはあなたの個性をだめなものとしてしか扱えないまわりの環境が悪いのです。
あなたの個性を「直す」必要はありません。
多様性を尊重し、柔軟な考え方で個性の活かし方を探しましょう。
「適材適所」という言葉がありますね。
どれだけ優れた人材でも、置き場所を間違えればたいしたはたらきはできません。
あなたの適所は必ずどこかにあります。周りに合わせて個性を覆い隠すのではなく、個性が活きる適所を探しそこに身を置く方が、人生楽に、楽しく生きられると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。