「3つの資本」に基づき2023年を振り返る

みなさん、こんにちは。るろうに健心です。

2023年もあと数日で終わりますね。

今回は、私が近年意識している幸福に生きるための「3つの資本」に基づき、今年1年を振り返ってみたいと思います。

「3つの資本」について

初めてお聞きになる方もいらっしゃると思いますので、幸福に生きるための「3つの資本」について簡単に説明しておきましょう。

  • 金融資産:文字通り、お金です。お金は自由の土台、裏を返せば不自由を回避するツールです。
  • 人的資本:稼ぐ力のことです。「なりたい自分になる」自己実現を叶える力ともされています。
  • 社会資本:人とのつながりのことです。愛する家族、仲のいい友達に囲まれているというだけで幸せを感じる人も多いでしょう。

作家の橘玲氏は、これら3つの資本を幸福に生きるための土台と定義しています。

これら全てを失うと幸福とは程遠い人生になります。また、1つだけだと心細いので、できれば2つ以上充実させておきたいですね。

年初に立てた目標

さて、ここから本題に移ります。

私が年初に立てた目標は以下の2つです。

  • 人に会う
  • 目標を立てない

前者については、十分に目標を達成できました。(詳細は後述)

後者については、一見目標として自己矛盾をはらんでいるようにも見えますが、その真意は「常識や周囲に求められることに縛られず、その場その場でやりたいことに時間を割く」という点にあります。周囲から求められることに応え続けてきたこれまでの生き方からの転換となり、目標達成にはまだまだ時間を要しそうですが、少しずつではあるものの身の上の変化は起こっているように思います。

「3つの資本」に基づき2023年を振り返る

金融資産

5月の常勤退職に伴い昨年に比べると収入は半減しましたが、その後非常勤等で収入を得たこともあり、労働収入ー生活費(個人的に家計の営業キャッシュフローと定義しております)は十分な黒字で終えることができました。

また、税や社会保険負担の最適化を進めており、来年以降は所得の減少の割に手取りの減少は小さく済みそうです。税制面の対応については、今年出会った人から教えてもらった点も多かったです。

資産運用については、年初から段階的に米国債への投資を増やしました(一時資産全体の20%を占める)。10月までの金利上昇(=債券安)がポートフォリオ全体のリターンを大きく削ぐ結果となるも、11月以降は一転して金利低下(=債券高)が続き、最終的には日米株高によるリターンが大きく本年も想定以上の投資収益を得る結果となりました。

人的資本

上述の通り、常勤退職により人的資本は毀損しましたが、その気になればいつでも復職できるというのは資格業の強みです。これもまた、様々な人との出会いのなかで認識できたことのひとつです。

また、常勤時代とは違った仕事をお受けし新たな収入源を発掘できたという点においては、収入源の多角化を図る一歩として得るものもあった1年だったと考えております。

個人事業から得られる収入は微々たるものですが、「好きなことを仕事に選べば、一生働かなくて済む」という孔子の教えに基づき、少しずつ拡大していけばいいなと思っております。

社会資本

社会資本は人生で最も大きく成長した1年となりました。

特に、毎月定期的に企画した関西圏の催し物に加え、1月の大阪、5月の名古屋、6月と8月の北海道、9月の千葉での交流は、老若男女、仕事や立場の垣根を超えて様々な方との出会いを得られる場となり、その後も交流が続く友人が増えました。

社会的資本の充実こそ、ここ10年くらいで今年が一番よかったと言える理由です。数多くの巡り合わせに心から感謝しております。

2023年の総括

以上、3つの資本に基づき今年1年を振り返ってみました。

上記をまとめると、とにかく社会資本が目覚ましく成長した1年だったということに尽きます。

そして、社会資本の充実が金融資産や人的資本の強化にもつながるという好循環も見られました。

これらは、常勤の退職という人生の大きな決断を下し、その後自発的に行動し続けた結果と受け止めております。

新たなものを得るには、先に今持っているものを捨てなければならない」というのは真理のようです。

来年も現在の方針は変更せず、その時々で巡ってきたチャンスを逃すことがないよう、準備を怠らず日々邁進していく所存です。できることをコツコツと。

最後に、去る2023年12月24日、老衰のため祖父が亡くなりました。つきまして、年初のご挨拶は控えさせていただきます。

いつも私のつたないブログを読んでくださっている皆様には、平素より大変感謝しております。細々とではございますが続けていこうと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。

2 COMMENTS

匿名

大切なお祖父様との別れ辛かったことでしょう。お悔やみ申し上げます。
私も先日大切な方を亡くしました。泣いても泣いても涙が止めどなく溢れ出てきます。
過去の記事然りあなたの死との向き合い方をみて、前を向かなければと思いました。
生への感謝が大きくなり周りとの関わり方も考えさせられます。
大切な気付きをありがとうございます。

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るろうに健心

お気遣いのコメントをいただきありがとうございます。
故人に思いをはせるのもいいですが、故人の死をも忘れるくらい「今」を精一杯生きることこそが、
戻らぬ命に報いるすべかなと思い、励んでおります。
今後ともよろしくお願いします(v_v)

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