みなさん、健康を大事にしていますか?
健康は自由の土台
私は自由が大好きですが、間違いなく、健康は自由の土台です。いくら大金持ちでも、いくら権力があっても、病気で寝たきりのような状態では自由は少ないでしょう。少なくとも身体的な自由はありません。
老後になったらゆっくり旅行にでも行こうかな、趣味のゴルフを続けるのもいいな、孫と思いっきり遊びたい、そういったすべての願いをかなえる上でも、健康は欠かせません。
多くのお金持ちはこぞって健康に投資しています。私の知り合いも、死んでも健康を守るぞという気概です。
栄養バランスに注意して野菜や果物もしっかり食べる、多忙なビジネスマンでも安眠できる寝具でしっかりと睡眠時間を確保する、毎朝のウォーキングやジム通いなど運動習慣をもつ、暴飲暴食はしない。定期的な健康診断も欠かしません。
彼らは健康の重要性を知っています。健康がなければ、仕事も遊びも社会貢献も、自分のしたいことをするための土台が崩れ去ってしまうことを心得ているんですね。
不健康は自由の前借り
健康は自由の土台。これを裏返せば、不健康は将来の自由を侵す行為であり、自由の前借りと言えます。
例えば、仕事が忙しくて食事がカップ麺だけとか、スマホゲームで睡眠時間が3時間とか、ネットフリックスで映画ばかり見て運動なんてしていないとか、仕事でたまったストレスを解消するのにアルコールに依存するとか、夫婦喧嘩が絶えなくてお互いストレスが増える一方とか。
多くの人が、何かのために、健康=将来の自由を犠牲にしています。けれども、本当にそれらは将来の自由を犠牲にしてまで優先しないといけないものでしょうか。
保険に多額の資金を投じ、どうして健康には投資しないのか
医療保険や生命保険に多額の資金を振り向けている人は多いですよね。将来病気になったときのための備えだ。病気の治療にはお金がかかる。確かに、一家の大黒柱が倒れたときのために保険は必要でしょう。
でも、よく考えてみてください。いくら多くの保険を掛けたとしても、病気のときに保険金が得られたとしても、失った健康はお金では取り戻せないんです。
病気で生きながらえるくらいなら、元気で長生きしたい。そう思うならば、保険にお金をかけるのは最小限にして、健康を保つための習慣にこそお金や時間を振り向けるべきでしょう。
健康は一日にしてならず
ここまで健康習慣の重要性についてお話してきました。
もちろん、生活習慣を整えても予防できない病気はあります。しかし、あまたの病気はいわゆる生活習慣病と言われ、日々の生活に由来するものです。そして、患者さんはみなさん口を揃えてこうおっしゃいます。
「もっと健康に気をつけていればよかった。」
多くの人が、健康を失って始めてその重要性に気づくのです。でも、気づいたときには手遅れです。人類は神ではないですから、治らない病気はどうやっても治らないし、障害を負った体は元には戻りません。
だからこそ、今健康なみなさんには、あたりまえのように健康でいられるありがたさを感じ、今後もその恩恵を享受できるよう、よりよい未来にむかって日々健康に投資してもらいたいのです。健康は一日にしてならず、です。
朝すっきり目覚め、鳥のさえずりを聞いて澄んだ空気を吸い、家族やご近所さんとあいさつを交わし、すたすた歩き、ご飯がおいしい。これだけでもかなり幸せだと私は思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまの人生が彩りあるものになりますように。
【注意】本記事の内容は個人の意見であり、一般論を示すものでもありません。個々の治療方針については主治医とご相談いただくようお願いします。